タナカ×ナスカラ

栃木県那須烏山市に東京出身の若者が地域おこし協力隊として移住。

「地域おこし協力隊」と検索すると失敗例ばかり出てくる悲しみ

那須烏山からこんにちは。

どうも、タナカです。

 

「地域おこし協力隊」という検索ワードでGoogle先生に聞くと

上から4番目には「失敗」という言葉が。

 

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オラ、すっごく悲しいぞ!!

 

といっても僕も着任前にそういった記述のあるブログや事例は読み漁りましたね。

 

だって元々都会育ちでご近所付き合いとかしたことないし。

そもそも地域おこしってなんなのかわかんないし。

JOINのサイトにはフワっとしたいいことしか書いてないし。

 

www.iju-join.jp



だから気持ちはわかるしあーだこーだ言いたくなる気持ちもわかるけど。

 

こんだけネガティブに

言われ続けるのは悲しくね??

 

実際に全国すべての事例を見聞きしたわけではありません。

少なくとも栃木県内でプライドややりがいを強く持って取り組んでる人もいるよ!って話です。

 

なぜやたらネガティブに言われるのか

そう言われる原因はいくつかあると思います。

・「地域おこし協力隊」という制度の不透明さ

・「地域おこし協力隊」という仰々しい名前

・税金を投入している

・社会全体から見ても少数派

等々。

 

まだまだあげればキリがないと思いますがとりあえずこれらについて考えてみます。

 

「地域おこし協力隊」という制度の不透明さ

まず「地域おこし協力隊」というものをどれくらいの人が知っているでしょうか。

今でこそ少しTVで取り上げられたりしていますが

東京に住んでいてその名前を聞くことはほとんどありませんでした。

なので僕自身が周囲に説明するときに非常に苦労したのを覚えています。

実際に着任してからも予算の使い方や使用用途などまだまだ全然わかりません(笑)

まだ僕らはあんまりお金がかかるフェーズではないのでその内に聞こうと思います。

 

あとは業務内容の不透明さ。

基本的に自治体が業務内容を設定できるので一元にこれ!というものがありません。

強いて言えば地域に貢献してねっていうくらい。

「地域おこし協力隊です!」って言っても何をする人なのか全くわかりませんしね。

いくら地元の人でもそこの自治体の地域おこし協力隊が何に取り組んでいるのか

知っている人は一握りなんじゃないでしょうか。

 

なので逆に言えば現役の協力隊は外側はもちろん

内側への発信のやり方も考えなければなりません。

th-tanaka.hateblo.jp

 

「地域おこし協力隊」という仰々しい名前

個人的にいつも思うのですが国のネーミングセンスのなさは異常です(笑)

全体的にうっすらと主旨を伝えようとするので無理もないかなとは思います。

でもこの名前だったらなんでもやってくれる感出ますよね。

 

だって「地域おこし協力隊」ですよ?地域をおこしてくれるんですよね?(笑)

 

現役の方ならわかると思いますが地元の人でも出来ないことは僕らでも出来ません。

もちろん地域外からの視点や特別なスキルがあれば出来ることは多いです。

でもそれだけじゃどう考えてもうまくいきませんよね。

僕らのメインは前段の「地域おこし」ではなく「協力隊」の方なのです。

 

地域に住んでいる人たちや地域で働いている行政が明確なビジョンを持っている。

それの実現を手伝う。協力する。というのがこの制度の本質のような気がします。

 

税金を投入している

これに結構アレルギー的な反応を示されることも多いのではないでしょうか。

そう。それもそのはず僕もそう思っていたからです。

公務員は……敵……!

th-tanaka.hateblo.jp

 

極端な言い方になりますが

やたらめったら道路を作るよりも

人に投資した方がよっぽど可能性があるんじゃね?

と思ったりしてます。実際よくわかんない工事が多いですしね。

もちろんインフラの整備は大事ですし

それが現地の経済を回しているのは重々承知の上です。

でも人がひとり増えるっていうのは非常に大きなエネルギーなわけで。

移住先での消費活動を考えれば一概にダメともいえない気がするんですよね。

 

社会全体から見ても少数派

どう見たって僕らは少数派です。

普通に話していたらわかってもらうことは難しいでしょう。

またニュースサイトなんかで取り上げる場合は

出来るだけセンセーショナルな取り上げ方をしたいので

「ひどい!」「かわいそう!」「税金の無駄!」

といった論調になるように記事を書いていくことでしょう。

そうした方が多数派のアクセスを稼ぐことが出来ますしね。

 

僕らはプライドを持って仕事をしている

とはいえ実際にうんこみたいな自治体があるのは否めません。

中に入ってみると那須烏山でよかったなあなんて思うこともあります。

なので気軽には勧められませんが悪い仕事ではないと思います。

「社会や地域をよくしたい!」と熱い気持ちをぶつけ合う仲間や

これから自分のあり方について地域活動を通して向き合っている仲間。

それに自分の思いや情熱を実現するために活動している仲間。

みんなプライドを持って仕事をしています。

(いい意味でプライドなんてないって人もいますが(笑))

 

僕の場合

「草刈り要因にされる自治体があるから気を付けろ!」なんてよく言いますが

うちの自治体の場合、気を使ってなのか

 

草刈りすらやらせてくれませんw

 

おおもとのゴールが起業なので草刈りをさせないのも当然っちゃ当然なのですが(笑)

おかげで非常に快適にオフィスワークをこなし

 

外回りをし

 

 

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まとめ

地域おこし協力隊の一面だけを取り上げて全てが悪いように

取り上げられるのはあまりにも悲しかったのでこんな記事を書きました。

もう少し地域おこし協力隊に対しての理解が少しでも深まればいいなあと思います。

 

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