協力隊じゃなくても地域おこしできんじゃね?というセンセーショナルな話
那須烏山からこんにちは。
どうも、タナカです。
今日は、昨日の研修で話に上がった「本気の人は、協力隊の事業を使わなくても地域に入って貢献している」という僕らのアイデンティティを根幹から揺るがす話題が出たので、僕の意見を綴っていこうかと思います。
前提として協力隊はこの性質の話は否定してほしいなあ……
そうなんだけれども……!そうなんだけれどもね……!的な感覚は正直みんな持っていると思います。
税金で400万×3=1200万もの税金が一人あたり使われているわけです。
そのお金を他のところに投資した方がいんじゃね?って言われてもしょうがない立場ではあるんですよね。
だからこそ一層自覚を持って、投資してもらったコスト以上の価値を産み出さないと、せっかくお世話になっている自治体に対して損失を与えてしまう結果になるわけです。
地域おこし協力隊事業は、投資対象としては非常に危うい
例えば、3年間協力隊で活動して現地で就職して定住しました!っていう結果だけみると、投資としては失敗なんですよね。
実はこんなデータがありまして
これを見ると一人あたりの市町村税収額の平均を見ると6万円となっています。
このデータを当てはめて考えてみると、1200万円の投資額を回収するためには単純計算で200年(!)かかる計算になります。
なので単純に地方に移住したいだけなら、自己資金で地域の補助金を利用して移住すべきなのです。
じゃあ地域おこし協力隊は何をすべきなの?
募集要項等は各地域によって違うので、なんともいえない部分はもちろんあります。
ただ、共通して言えるのは1200万円分は何らかの形で貢献していくべきだと言うことです。
パッと考えた具体例を3つあげると
1.お金に換算できないもので貢献する
2.求められている以上の貢献をする
3.新しい価値を生み出す
ということだと思います。
特に3番目については皆さん各地域で四苦八苦している難しい部分だと思います。
行政と民間の板挟みになっている方もいらっしゃるようですし、地域に溶け込むのに苦戦してらっしゃる方もいると思います。
……こういった話を聞いて「地域おこし協力隊って難しそう」って少し思いませんか?
そう!地域おこし協力隊って難しいんです!!!!!!!!
立場や業務内容、世間体や立ち回り方など明文化されていない部分が多すぎるんですよね。
僕みたいなドM体質な人間は、先駆者がおらずなんでも出来るしサポートもこれだけ充実している環境に身をおけることにキャピキャピしているんですけどね(笑)
これからの協力隊について
もう少し経営感覚を学んだ人や、そういったノウハウを持ってから各地方に入るべきだなと感じています。
僕のように「金はねーんだけど一旗ぶちあげたい!」っていう若者ほど、こういうシステムは利用すべきだと考えています。
地方はとにかく若者を求めています。(その理由についてはリサーチが必要です)
都会で死にそうな若者や、協力隊で何か悩んでいる方がいればぜひお話をお聞かせいただければと思います。