タナカ×ナスカラ

栃木県那須烏山市に東京出身の若者が地域おこし協力隊として移住。

【ご報告】ツール・ド・タナカ、無事終了いたしました!

那須烏山からこんにちは。

どうも、タナカです。

 

先日告知させていただきました、『ツール・ド・タナカ』ですが、無事完走することができました!

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本当は雑コラでふざけたかったんですが、体力の限界でした。

 

ゴールタイムは6時間20分!

今日の僕の走ったコースをざっくりと説明すると、

1.まずS級山岳を登る

2.S級山岳からゆるいアップダウンを繰り返しつつ、山の反対側へ

3.ノンブレーキで山道を下ります。

4.緩いアップダウンを繰り返しながら川沿いを走ります。

5.A級山岳を登りながらトンネルをくぐります。

6.ゆるいアップダウンを繰り返しながらゴールへ

というコースになります。

 

朝4時20分、レーススタート!(ひとり)

さて、始まりましたツール・ド・タナカ。

今回の優勝候補はなんと言ってもタナカ選手ですねー(棒読み)

この時間だと当たりは真っ暗ですね。

路面が見えないのでかなり危険です!

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ひとつだけ言わせてほしい。激坂とか言ってたけどこれは壁だから!!!!

必死だった&真っ暗だったので写真はありませんが、もはや壁レベルの山道を登っていきます。(当然手押し)

事前に地元の方と話していたとき、「ここは絶対手押しになるよ」って言われて「ぜってー降りませんからwwww」とか言ってた自分を殴りたい。なんならペガサス流星拳くらわせてやりたい。

このあと何度も出てくる坂ともくらべものにならないレベルだったので、もしロードで走る自信のある方はぜひとも挑戦してください!

両サイドから岩がドーンと出ていて、かなりおもしろい道になっています。

 

里山の原風景を楽しみながらチャリを進む

激壁()を越えると日本の古き良き原風景が広がります。

朝の爽やかな空気とともに鳥の声が聞こえ、かなり癒されました。(なお、足は限界の模様)

ゆるーくアップダウンがあり、ボディブローのように体力を奪っていきます。

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・俺のダウンヒルは誰よりも速いぜ!

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↑車しか通らない道をママチャリで爆走するぼく

 

当然っちゃ当然ですが、今まで登ってきた分を全部下ります。

ダウンヒルといえば烏山のママチャリと言われるように気合いをいれて下りました。

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↑ここを全部下ります。

 

この辺でようやく辺りが明るくなり始めました。

時間にすると6時過ぎくらいなのでここまでで2時間ほど経過しましたかね。

正直、もう足は死んでます←

 

何度も心が折れながら、川沿いのアップダウンを進みます。

この辺で気づくんですよね。僕の足に自転車を漕ぐ力はすでにないと。

少しの傾斜でも自転車を押して歩いていきます。

ただ、景色がめっちゃ綺麗だったのでメンタル的にはなんとか持っていました。

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根性で自転車を漕ぐ僕の前に現れた絶望の使者

 この辺になってくると無我の境地ですよね。

意思を持たずとも勝手にペダルを踏んでいる感覚です。

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そんな僕の前に絶望の使者が現れます。

それは……

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はい、斜度高めです。このあとに8%が出てきてここだけで5回くらい心が折れました。

ここはほんとにきつかった。FF7セフィロスくらい強かった。

もはや勝てない戦なので、とりあえずしこたま歩きました。

その先に、少し下りがありまして、ホッとしていた僕だったのですが……

 

ラスボス「トンネル」

これは本当に死ぬかと思った。

緩やかな登りのトンネルを車がバンバン通るなか、ただひとり自転車で駆け抜けていきます。

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↑僕の前に立ちはだかる嘆きの壁黄金聖闘士を全員呼びたかった。

でも進む以外に僕は選択肢がないので、気合いをいれて自転車に乗りました。(が、2秒で歩きました。)

中はこんな感じ。

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A級山岳とこの地獄を乗り越えた僕にもう怖いものなんてなかった。

 

鉄ちゃんスポットと時が止まった温泉

地獄を無事に乗り越えた僕は、平坦な道をサクサク進んでいました。

地図をチラッと見たときに、地図にルートを書き込んでくれた人の言葉を思い出します。

「ここ鉄ちゃんスポットだから」

とはいえ、1時間に1本あるかの烏山線がそんな都合よく来るわけg……

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キターーーーーーーーーーーー(°∀°)ーーーーーーーーーーーーー!!

(ちなみにこの顔文字って電車男のイメージですよね。ぼくの場合、ドラリーニョにしか見えないんですよ)

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そんなこんなでいい感じにこの度を消化してきた僕は、フラッと温泉に立ち寄ることにしたのです。

 

運命の出会い、大金温泉

たまたま見かけた大金温泉の日帰り入浴出来ますの看板に誘われ、フラッと入りました。

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うん、まあ建物自体は決して新しいとは言えないけど、僕自身は「おじいちゃんの出汁が出たような銭湯」もよく行くし問題ないだろう。

 

フロントで入浴料を払い、ホテルの2階のフロアに上がった僕は言葉を失います。

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この圧倒的な雰囲気に飲まれた僕は、何かを感じていました。

そして、脱衣所で僕の感じた何かは確信に変わります。

「昔はここに溢れるくらいの人がたくさん居たんだろうなあ」

恐らくこの場所はバブルの波に飲まれた温泉だったのです。

あまり地元の人にもぜひ行ってみてとまで言われなかった理由もなんとなくわかりました。

別に僕はこの温泉がどうこうとか言いたいわけではありません。

単純にカルチャーショックだったのです。時代の波の力ってこんなにすごい力なんだなと。

本当に行ってみてよかったですし、今度は実際に泊まってみたいとも感じました。

 

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↑ディスコって表記を初めて目にしました。

 

カルチャーショックを抱えながら次のポイントへ

大金温泉で受けたカルチャーショックを引きずりながら自転車を漕いでいると、綺麗な景色に出会いました。

それがこちら。

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これは荒川の上流です。

時代の波に飲まれないのは自然だけなんだなあと、少し感慨深かったです。

 

という訳で無事にゴール

なんとか足がもげながらも無事にゴールすることが出来ました。

ここまでご支援いただいた皆様、ルートの作成など色々お気にかけていただいた役場の皆様、本当にありがとうございました。

恐らくこの感じだと第2弾やれるんじゃないかな、と感じております。

今後のママチャリ暴走族タナカにも、こうご期待ください!

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