今を生きる一人の若者として
那須烏山からこんにちは。
どうも、タナカです。
久しぶりの更新で「どういう風の吹き回しだ?」という感じですが
ご興味ある方は少し見ていってください。
僕の意見を一般化するつもりは毛頭ないですが
今を生きる一人の若者として僕はこんなことを感じています。
きっかけはこんなエントリーから
全国津々浦々の人が何気なしに「うちのまちは閉鎖的だから……」と言うとき、それは「閉鎖的なことはその地方の伝統的なもの」であり、「排除している自分たちには直接的な責任はない」と肯定しようとしている。https://t.co/t08lXIKRYZ
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2017年3月15日
あー これは衰退する企業にもピッタリ当てはまるね。
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) 2017年3月15日
「いい若者がいない」
⇒自分たちにとって「都合のいい若者」を求めてるだけ。
「若者のアイデアと行動力に期待したい」
⇒自分たちがやりたくないことを押し付けてるだけ。https://t.co/whempmOKvk
今までモヤモヤしていたものが一気にストンと腑に落ちました。
いつもどこでも「若者がいない」「若者が活躍を」etc...
会社では「長期キャリア形成のため」とか
まちでは「これからのまちの担い手のため」とか
若者ってそんなに都合よく
ホイホイついていかねーからな?
僕はいわゆる「ゆとり世代」
1992年に生まれた僕たちは「ゆとり世代」揶揄されることが多かったです。
ちなみに1992年の社会は
世相・風俗・流行・話題
国際貢献、複合不況、NGO、ミンボー、
冬彦さん(テレビドラマ「ずっとあなたが好きだった」の登場人物)、
ジュリアナ東京(ディスコ)、カロリーハーフ、もつ鍋
新商品・ヒット商品
スニーカー エアジョーダンVII[ナイキ・ジャパン]
時計 Gショック[カシオ計算機]
下着 グッドアップブラ[ワコール]
MD(ミニディスク)(ソニー)
<初の光磁気記録メディア>
ビデオCD
この年に登場3月14日:東海道新幹線に、時速270kmで東京-大阪を結ぶ「のぞみ」が登場。
7月1日:東京-山形を2時間半で結ぶ、ミニ新幹線「つばさ」が開業。
1992年[世界の出来事100年史] より引用。
こんな世間の中に僕らは生を受けました。
バブル崩壊の真っただ中に生まれた僕たちは元気のある日本を知りません。
物心のついたときから常に「日本は不景気」だったのです。
インターネットの発達とともに成長
僕の世代はつねにインターネットの発達とともにありました。
小学生のときに
「画面が白黒のケータイ」が生まれ、「着メロ」をケータイに打ち込んで作り
中学生のときに
「パケホーダイ」が生まれ、「前略プロフィール」といった初期のSNSを利用し
高校生のときに
大学生のときに
「Line」や「Facebook」が生まれ、「スマホゲーム」が全盛を迎える。
こうしてインターネットの発達とともに成長した結果、
僕たちの世代はとあるリスクを避ける傾向にあります。
それは「責任を取ること」です。
ネットリテラシーが向上した結果……
昔からメールやSNSに触れていた世代は
基本的に人に迷惑をかけることを嫌がります。
この世代は「何かをするとすぐに拡散すること」を知っているからです。
その結果、自分の意見を主張することに控えめになる
→出来るだけ責任を取らないような立ち回りをするようになりました。
そうです。僕らは最強にして最弱の武器を手に入れたのです。
それは「沈黙すること」です。
沈黙しているけど、僕らはなんだかんだ考えている
よく「若者の社会参加ガー」とか「若者の消極性ガー」とか
言われているところを散見しますが
「ゆとり世代」はやっても無駄だと思うことはしない傾向にあります。
そして僕らの生きてきた時代背景として
常に時代の流れに飲み込まれてきたので
自分が「無力」であると思っています。
何が言いたいかというと
「若者がやらないことには、しっかりと理由がある」
ということを僕は主張したいです。
まとめ
沈黙しがちで反論もほとんどしない(する気も起きていない)若者を
問題の原因にする傾向がどこにでもあるように感じます。
しかし、そういった問題の本質的な原因は
「今までの枠組みや仕組みで無理矢理に問題を解決しようとすること」
にある場合が多いです。
最初に標的にしやすい若者を原因に取り上げるのではなく
問題そのものの本質に迫るような取り組みが行われるといいなあと思っています。
以下、心の叫び↓
今現在、雇用というものに対して懐疑的な風潮があるのは
— タナカ@栃木県那須烏山市地域おこし協力隊 (@th_tanaka2) 2017年3月23日
あの未曾有の災害の影響が強くあると思ってる
会社というものは永遠にあるわけではないし
最終的に自分を守るのは自分だとみんな気づき始めている
そこで各人が自分が抱えているリスクをいかに回避・分散するかを考え始めた
— タナカ@栃木県那須烏山市地域おこし協力隊 (@th_tanaka2) 2017年3月23日
会社で成長し、仕事を通して自己実現するもの
会社とは別の社会で成長し、生き方を通して自己実現するもの
どっちも間違っちゃいないし正しくもない
少なくとも中高大学生のころに震災を経験している世代は
— タナカ@栃木県那須烏山市地域おこし協力隊 (@th_tanaka2) 2017年3月23日
しっかりと自分を見つめることが出来てますよ
一生懸命働いても割に合わず、一生懸命お金を貯めても
— タナカ@栃木県那須烏山市地域おこし協力隊 (@th_tanaka2) 2017年3月23日
自然の発作ですべてなかったことになってしまう
親の仕事ぶりを見ていても「憧れ」より「そうなりたくない」と思い
ネット上には仕事にネガティブな情報があふれている
政治家のしょうもない話と不景気とスキャンダルでニュースは持ち切り
日本の預貯金の八割と投票権の過半数高齢者が持ち、
— タナカ@栃木県那須烏山市地域おこし協力隊 (@th_tanaka2) 2017年3月23日
政治家も全員そちらを向いて誰も若い世代に関心を持たない
こんな状態でも僕たち「ゆとり世代」は懸命に生きています
助けてもらうほど小さくはないし助けてほしいとも思っていません
ただ一つだけ聞いてほしいんです
「好きにさせてくれ」