地域おこし協力隊の僕が「電通の過労死事件」を通して感じること。
那須烏山からこんにちは。
どうも、タナカです。
僕自身が今後取り組んでいきたいテーマと被る問題だったので、今回は記事として形にしていきたいと思います。
人がひとり死んでいる。
これってかなり重たい問題ですよね。
法人格の会社は人として扱われているのだから、会社自体が殺人の罪を背負えばいいのに、とさえ感じています。
僕のアンテナの届く範囲で友人が死んだことはありませんが、非常に仲のいい友人が会社に殺されたら僕は冷静を保てる自信がありません。
また、こんなデータもあります。
↑厚生労働省発表の「過労死等に係る統計資料」より
少し古いデータになってしまいますが、平成25年には2323人の方が勤務問題を原因としてなくなっています。
これって異常事態ですよね。
「残業して当たり前」というクソ以下の概念
営業界隈では当然のようになっている「事務仕事は営業時間後にやれ」なんて言葉も意味がわからないですよね。
いや、事務作業も仕事やん?顧客の課題を解決することが営業やん?
数字だけあげたいなら歩合制にしてガンガン営業してもらえばええやん?
パッと額面給与の数字を見せられて飛び込んだけど、みなし残業の時間がなければ最低報酬ギリギリだったとかもありますよね。
残業って基本しちゃいけないものなんですよね。やむを得ない場合に必要な手順を踏んで残業させることが出来るわけです。
36協定ってすでに息してなくね?
まず36協定ってご存じですか?
知っている人の大半は、「これっていいの?」などの労働に関わる事象を調べたタイミングで知ったのではないかと推察しております。
下記、wikipediaより引用
第36条は時間外・休日労働を無制限に認める趣旨ではなく、時間外・休日労働は本来臨時的なものとして必要最小限にとどめられるべきものであり、第36条は労使がこのことを十分意識したうえで三六協定を締結することを期待しているものである(昭和63年3月14日基発150号)。
本来臨時的なものとして必要最小限にとどめられるべきもの……
本来臨時的なものとして必要最小限にとどめられるべきもの
本 来 r(以下略)
この条件で36協定が全ての会社で機能していればいいのに。
ってかそもそも労働組合って息してなくね?
上記の36協定は、労使協定なので労働組合と結ぶ形になります。
中小零細企業にお勤めの方は、そもそも労働組合の存在を知らなかったりします。
労働組合が出来た理由のひとつに、立場の弱い労働者が団結して使用者に要求を通すことがあったりします。(ストライキなどを実行するためですね)
ここで考えてほしいのがストライキって日本で発生してますか?
僕が生まれてからストライキって言葉を見たのはプロ野球のストライキのときだけです。
そもそも今の時代、どこも人手が足りない事情もあって労働者が一概に弱いとも言えなくなっています。
ネットで叩かれた企業が上場廃止になったり、反感を買った企業の商品に対して不買運動を展開したり……。
世間体を気にしている企業ほど、ネットでの反応を恐れている実態もあります。
なので余計労働組合が機能してるとは言いがたいですよね。
これからは個人の時代
先ほどあげたようにこれからはネットであらゆる人と繋がることが出来ます。
これからは、自分で自分の戦う土俵を変えていくことが求められています。
例えば、「プロ野球選手になりたい」と言ってもかなりの競争人数になりますよね。
そこでもし競争していく力、自信がないのであれば、土俵を変えれば自分のやりたいことが出来るようになります。
純粋に野球をやりたいのであれば、野球後進国にいって野球を広めてそこでのパイオニアになることも出来ます。
逆になんでもいいからスポーツのプロになりたいのであれば、マイナーなスポーツに本気で取り組めばいいわけです。
どこに自分の軸を持って生きていくか、それが一番大事だと感じます。
まとめ
お金が単純欲しくて、自分を満たしてくれるのがお金なのであれば、東京で雇用されるのが最強です。
人の繋がりや、地域ぐるみでの暖かさを感じ、自分の時間を生きていくには地方がいいです。
どちらにせよ正直大変さは変わらないです。
安定のない世の中で、どこに人生の重心を置いて日々を生きていくか。
ぜひ一度考えてもらって、もし行き場がどこにもないのであれば、僕を訪ねてください。